最近、エシカルな考え方に基づく消費、「エシカル消費」が注目され始めています。
エシカル」とは、直訳すると「倫理的な」という意味。
地球環境や人、社会、地域に配慮した考え方でこれからも持続可能な暮らし方ですね。
作り過ぎ売れなかった衣類を焼却することはもったいないだけでなく地球環境の汚染にもつながっているのです。
服もコーデを考えて理論的に管理するとスッキリしますしね。
エシカル時代へ向かう私たちの服との向き合い方
服との向き合い方は生き方でもある
これからはていねいに選び大切に扱いじょうずに着まわしていく時代になっていくでしょう。
ひと昔まえのバブル時代はOLがシャネルやグッチなどセレブなブランドを着るのが憧れでした。
デザイナーズブランドもなかなか高価で衣服費の占める割合は高かったのです。
洋服代と外食でお給料の大半を使うような生活でした。
今は被服はユニクロやファストファッションの時代です。
そういう意味では堅実でよいこともあるのですが…
しかし適当な安い服も飽きますし捨てていくのも環境に悪いです。
必要な服を吟味してコーデを考えてじょうずに着こなしていくことを考えれば、セレブブランドも違うし、ファストファッション一辺倒も違う気がします。
適正価格の考え抜かれた機能美の服がいい
これからは必要な自分の身の丈に合うセンスの服があればいいと思いませんか?
今ファッション業界は岐路に立っています。
それはチャンスでもあるのでユーザーの立場に立った商品企画が求められています。
そして今までのように派手な売り方でないところで着実に育ちつつあるとも思います。
商品点数は少なくてもシンプルだからこそ着こなし次第という服を期待したいですね?
服の手作りは心がいやされるので時代にマッチする行動
手作りする人や街のオーダー屋さんも増えてほしい
戦後は、生け花、洋裁、編み物などは女子の身だしなみとして学びました。
今は本やNHKの手作り番組がとてもていねいです。
本とテレビだけでも手作り服は作れます。
昔みたいにトラッドスタイルできちんとしたテーストばかりじゃないのでパターンも簡単なのもあります。
パターンを買うこともできます。
なので、気持ちがあれば手作りもできるんですね。
街の布地やさん少なくなりましたがオンラインショップで買えます。
アジアの民族衣装からも学べる
シンプルだけが美しいのではなく、カラフルな衣装もおもしろいです。
アジアの民族衣装は高齢者もカラフルな刺繍やアップリケなどを楽しんでいます。
おばあさんになってもそういうのも面白いと思います。
わたしはブータンの衣装が好きです。
スカートはサリーからきたアレンジなので着方が難しいから巻スカートにしたらいいし。
ジャケットは着物風パターンからヒントを得ると作れそうです。
古くなった服はアレンジして面白い服にしたい
コムデギャルソンの黒いサルエルパンツがありました。
傷んでないけれど捨てるしかないかな?と思っていました。
足口は下の方でパンツになっているけれど8分くらいまではスカート風でした。
この足口をカットして裾を始末し、刺し子糸でカラフルなステッチをしたら、カジュアルな8分丈のロングスカートになりました。
お汁粉色の長すぎるスカートみたいなサルエルパンツの民族風なのがあって10年以上もそのままでした。
この丈詰めをして履いてみたら、そのスカート、いいね?と言われたのです。
スカートじゃなくてサルエルパンツなのですが。
何十年も着られるシルエットの服ってあるんですよね。
これからは手持ちの布や着ない服をアレンジして暮らしたいと思います。
あなたも手作りしませんか?
服は折り紙や工作のように考えると簡単に作れますよ
四角い布の上の中心を22cmくらい開け、横の上を両方18cmほど開けるだけでブラウスになります。
ヘアスタイルとボトムがいい感じならおしゃれなブラウスに見えますよ。
若い人ならこれだけでも素敵ですし、大人なら素材感は上質が合うと思います。
何cm開けるのいいかわ着て見て加減します。
これを、無地や柄でいくらでも変化はつけられるのです。
手縫いでもいいし、ミシンかけしかできなくても服は作れますよ。
余談ですが、スリランカの男性は端を接いだだけの布を履き、ウエストで挟み込んで止めているだけのスカートでした。
ホテルの男性はウエストをベルトで固定して巻きスカートをはいていました。
幅が広いのを前でタックにして履いているので運動量になっていいるわけです。
つまり、女性でも布だけでスカートに履けるのです。
その時はインはレギンスで配色を考えて合わせれば安心ですよね?
ただ、そういうスタイルが似合う人も似合わない人もいらっしゃいますが。