服は見て触って試着して買うのが本来の正しい買い方
わたしはデザイナーだったので着ないで買うなんてあり得ない!と思っていました。
なぜって見た感じと自分が着た感じはかなり違うのは知っていたから、年々通販で洋服の売り上げが伸びていくのが信じられない気持でした。
きっとおしゃれじゃない人が60点か70点くらいで満足して買うのだろう、と思っていたのです。
それなのに今はネットで探す方が多いし買うのはそのうちの60%くらいです。
高いものはネットで探したものを少し遠方の店舗にでかけそこで試着して買うこともあります。
見つけて買いに行くまでの時間がありますから何割かはもういいわ、となって買い物は減ります。
ネットで買うようになった理由は、大都会から地方へ引っ越して欲しいものがなかったから。
つまりネットで買うしかなかったのです。
よいこともありました。
今までよりもさらに広い範囲から探せるし、新しいブランドの出会いもありました。
ネットだから慎重になるし衝動買いも減ったのです。
服は試着しなければ慣れていても失敗はあるんですよね?
わたしは専門職なのでパターンのこと、サイズのこと、素材の特徴などの知識もあるし、自分のことも知っています。
それでも失敗はするのです。
流行はずっと変化するので今までに着ないタイプもあるし、自分自身も変化していますからね。
で、一般の消費者の方はどのくらいの満足度なのだろうか?と考えます。
例えばジーンズなら自分の好みのブランドやサイズはわかっていてそこから考えるので失敗は少ないのでは?と思いますが。
ジーンズっていろいろなデザインを着て見たい、とか思わないアイテムですしね?
通販で洋服を買っても失敗しないコツはある!
そんな思いから、洋服を通販で買っても失敗しない方法をお伝えしたいと思います。
自分の体のサイズと特徴を正しく知っておくこと
身長、体重、肩幅、バスト、ウエスト、ヒップの他に、首が太い、太ももが大きい、手足が長いなどの特徴を知っておく。
ブランドごとに商品ごとにある一定の範囲内で仕上がり寸法は違います。
通販サイトでは服の寸法は服を平置きした状態で表示していることが多いです。
つまり、胸幅が45cmとなっていればわたしのバストは82cmだからOKでは少し違うのです。
仕上がり寸法はデザインと流行に影響を受けますから。
尚、胸回りが82cmなら胸幅は41cmです。
服の仕上がりはこれにゆるみをプラスした仕上がりになるのですが、インに着るもの、ジャケット、コートなどアイテムによって加える分量は違います。
なので正しくは、今のこのデザインならこの寸法でいいかどうか?になるのです。
比較するなら、今の時代の似たようなデザインのお気に入りがあればその服の寸法との比較が正解です。
または、着用モデルの寸法があれば自分と比べて、このモデルさんがMならわたしもMでよさそうと見ます。
または、ここのブランドならわたしはMでいい、とか経験が参考になります。
一般の方が寸法で見分けるには知識と慣れが必要です。
自分の似合うスタイルや色を把握しておく
自分のことがわかっていない場合は店舗で試着して買い、次に同じようなスタイルの服を買う時にはそれが参考になりますよね?
色も白なら似合うとか、黒なら布帛は難しいけれど、カットソー、セーター、ウール系ならいいとか。
自信のないものは買わないこと。
少しづつ、ネットでも買えるものを増やしていくと失敗が少なくなりますよ。
知識と経験から成長していってだんだんおしゃれになっていく
素材の知識を持つ
ウール、木綿、ポリエステルという素材だけでなく地厚感なども関係します。
かなり専門的な説明があったりもしますから、読んで知識にしていきましょう。
例えばカットソーでも、天竺、カノコ、スムースはそれぞれ特徴があります。
ボトムは冒険をしない
ボトムはスカートもパンツも自分に似合うタイプは決まっています。
今まで出会った似合うボトムを基準にするといいですね。
ボトムや靴は顔から離れていてもまとめたり締める役割になるので重要です。
少し失敗しても着やすいカットソーから試す
きちんとした定番服こそ試着が大事です。
シャツは意外と難しいアイテムです。
ルーズな服は融通がききやすいです。
そのブランドに慣れる
実店舗でよく知っているブランドや、ネットでも買った経験のあるブランドはいくらかわかりやすいです。
同じブランドの服ならサイズ感や雰囲気がある程度想像しやすいですよね?
手持ちの似合う服のサイズと比較する
今持っているお気に入りの洋服のサイズを測っておき比較の基準にしましょう。
しかしそれは時代によって変化するのでいつでも今はこのサイズ、ということを知っておきましょう。
スリムに着る時代の服はゆるめに着る時代の服の参考にはなりませんよね?
自分は自分の専属スタイリストとしてチェックを怠らない
確認:ほんとうにこの服今買う必要ある?
すぐ着る?
同じようなモノない?
上下でコーデするものある?
着るシチュエーションある?
すぐ着なければ流行遅れになる可能性大ですからもう一度確認しましょう!
最後の守り:“返品可能な通販サイト”を選ぶ
最後の保険として、着て見たら似合わなかった、という自己都合でも返品可能なサイトかを確かめておくことで賭けではなくなります。
そのためには、包みはていねいに開けて、タグは外さずに試着し、合わない時はすぐにメールか電話で連絡しましょう。
1万から数万もするものに賭けなんかできませんよね?
そんなことしていたら年間ではかなりの額になってしまいます。
これだけ慎重にしておけば失敗は回避できますよね?
毎回このように慎重に通販を利用すればだんだん上手になりますよ。