なぜ蚊帳ふきんなの?吸湿性がよくすぐ乾き雑菌が増えなくて美しい!
蚊帳生地は吸湿性に優れ通気性がよくすぐ乾くので、まさにそれはふきんに最適な条件だった!
ふきんは吸湿性だけでなく雑菌が増えない生地であることが大事なことですからすぐ乾かないとね?
蚊帳ふきんは古くから蚊帳作りで歴史のある奈良町で生まれました。
夏の夜、天井から蚊帳を吊るしその中で眠ることが蚊よけだったのですが、網戸の普及で需要がなくなってきたのです。
蚊帳作りが町の生業であったのですから代替えを考えざるを得ない環境で必死に研究開発されたわけです。
大きな資本と長い年月がかかって培われた設備や高い技術は、そうかんたんに手放せませんよ
それまではふきんといえば日本手ぬぐいや薄手のパイル地。
盆暮れに普段利用するお店からいただくもので買うことはありませんでした。
蚊帳生地がふきんに向くとわかった時点で蚊帳ふきんを作っただけでなく、生業のためだったのです。
蚊帳に替わる生業にできるような優れた商品をつくる必然から生まれたのが蚊帳ふきん。
しかも奈良には一社ではないから競争も起こります。
現在の蚊帳ふきんは、大きさ、厚み、色、柄、素材の混率などにとても工夫されています。
用途も食器拭きだけでなく、グラス拭きに向く、鍋拭き、蒸し器にいいなど。
台拭きは汚れが落ちやすいなど求められることは違います。
色柄があっても漂白したい時もありますしね?
蚊帳ふきんは、麻、綿、レーヨンがあり、混紡も単一の素材のふきんもあります。
その混合率や材質によって使い勝手はかなり違うので各社が研究開発に力を入れ素敵な商品になっています。
100円ショップのふきんやいただきもののふきんでも生活はできますが、
台所のふきんが機能的でおしゃれなだけで日々の暮らしを幸せに感じられるって大きいですよね?
わたしは白無地か控えめな古典柄が好きですが、柄モノも売れているので人の好みって違うんだな?と思います。
いろいろ使ううちに濃いきれいな色もキッチンにあると楽しく感じるので台ふき用はぼたん色や緑色も好きになりました。
商品により見た目の好みだけでなく、使い勝手はかなり違いますので少しづつ試しお気に入りを見つけることをおすすめします。
ふきんって案外暮らしの楽しみにもつながっていると感じるこの頃です。