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70代~80代の服

樹木希林さんのファッションは生き方と同じ!年齢を重ねるほど美しい。

 


 

樹木希林さんのファッションは生き方と同じでオリジナリティがあって素敵です!

しかも若い時よりも50歳過ぎてからの方が美しいです。

決してすごいおしゃれとかファッションリーダーではないのです。

なかなかいい!と思うときも、ちょっと失敗では?と思うこともありました。

ですが、それでいいのです。ファッションは大事ですが100点だけがいいのではありません…

完璧な人がいいのではなく、欠点もスキもある方が人も魅力があるのと同じですよね?

第一、完璧な人なんて参考にもならないです。

自分らしく個性的な着こなしができていて…面白かったり十分美しかったりすることが魅力なのですから。

希林さんは”美人でないことが一番得をした!”とおっしゃっていますから自分を最高に活かしきった生き方だったのでしょうね?

樹木希林さんのおしゃれは、着ることは誰もがオリジナリティを出せるしそれが素敵なことだと学べるのです。

樹木希林さんの洋服への向きあい方は、もったいない、使い切る、という基本があります。

それをいかにアレンジするか?

クリエーティブな部分も訓練できて頭がよくなりセンスも磨かれますね。

ともだちのご主人の残したメンズのアンダーウエアのパンツを譲り受けて履いているというのもその考え方から。

前が開いているのに生地が重なっているから意外と暖かいのかも?ですね。

着古した衣類も雑巾にして使い終えるのが気持ちいいのだそう。

也哉子さんの旦那さまである本木 雅弘さんが捨ててあった白シャツの裾をカットして短過ぎフリルを足したり。

ジャケットはリリーフランキーさんのジャケットがよかったからもらったのだそう。

ジャケットにシャツを合わせスカーフは旦那さまのネクタイをゆるく結んでお似合いでした。

洋服のリフォームも適当なようでセンスがあるからこそなかなかいい感じにできるのだと思います。

この写真のように丸いペタっとした可愛い衿は高齢者に意外と似合うのですよ。

希林さんはフェミニンタイプでなくてもお似合いなので色柄次第でどなたにも似合います。

 

樹木希林さんは コムデギャルソンにも通ずる感性が!

 

也哉子さんがはじめて買ってもらった服は、コムデギャルソンオムでメンズのつなぎを元木さんに買ってもらったのだそう。

コムデギャルソンのショップを見ると”おこがましいですが母のセンスと似ている…”と感じたのだそう。

ロック、アバンギャルド、そんな風なテイストのコムデギャルソンの服は確かに共通するものはありますね。

ですが、樹木希林さんがお召しになると少しハードになり過ぎる感がありますね。

なのでズバリではなくて他の無個性な服やリフォームしたものとコーディネートされて希林さんらしく着こなされていました。

高齢者に赤の場合日本人ではオレンジ系が合いやすいです。

スカートが黒でなくブラウンなのがやわらかさになっていますね。

わたしはブラウンは似合わないのでレンガ系のオレンジにカーキにします。

こんな風にモデルでもなく若くもない個性的な希林さんが着こなされているのです。

それって難しいことですから、自分だったら?と学べるのです。

モデルさんは簡単に言えば人台やハンガーに近い、だからなんでも似合いやすい…

モデルさんが着る時は服が主役、普通の人が服を着る時は人が主役ですから。

普通の人はもっと個性が強いから難しいのです、だからおもしろさもあるのですけどね。

 

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樹木希林さんは着物の洋服へのリメイクも…

 

樹木希林さんは着物リメイクもよくされていました

上の写真は着物地でブラウスをつくり、羽織っていいるのは着物の羽織を少しリメイクされているようです。

着物地は絹なので肌触りがいいし吸湿も放湿もよく体にもいいのです。

軽いのも60歳からの服としても最適なのです。

着物の襦袢などはリボンタイ風の衿などは想像しやすいアレンジですよね?

ペタンとした丸い衿もいいですね?

徹子の部屋でも着物リメイクのワンピースがいい感じでした。

ちょっとくすんだ優しい色の着物をワンピースにしてペタンとした丸い衿が意外に可愛いかったです。

あまり希林さんらしくない優しいワンピースがお似合いでした。

ちょっとお顔とはイメージ違うのですが、古い着物生地でくすんだ優しい色で70歳近いからこそ似合う可愛らしさでした。

これが今の布ではっきりした可愛い色だと違和感ありますよね?

難しいワンピースはたぶんオーダーされたのでは?と思います。

着物の色柄は日本独特の美しさが奥深い…

着物はシルクであるだけでなく色も柄も配色も合わせ方もとても不思議なミックスの魅力なんですね。

洋服は色を統一、同系色、濃淡、などと単純で、複雑と言っても補色程度でかなり単純な法則があります。

同系色の合わせ方は、例えば黒とグレー、サックスとネイビーなど。

補色の場合は、ピンクとグレー、オレンジとカーキなど。

洋服では一色だけの着こなしもあるし、同系色コーディネートなんて失敗しない基本ですよね?

洋服は形やアイテムがたくさんあるから、デザインが豊富だからそうなるのです。

着物は形は基本は一つです。

だから一つの布の色柄が複雑に共鳴しあい美しさを醸し出すのがいいのです。

色も柄も形も単純では面白くないですから。

着物と帯とのコーディネートも色も柄も洋服のセンスでは推し量れない想像を超える合わせ方です。

そこに日本人の美しさへの審美眼の確かさを見る思いがします。

わたしは洋服の勉強をして洋服を着てデザイナーとして働いてきましたので着物になれていません。

それで洋服のセンスで着て見よう、と思い選んで試着したらさびしくつまらなかったのです。

結局、お店の人のコーディネートで着たら私らしい仕上がりなったのはさすがでした。

付け下げでしたが全体はサーモンピンク系で、一見似たような色ばかりですが色はとても多くピンク系以外も使っているんですね。

そして一生を通じてそのサーモンピンク系はわたしに似合う色だと後でわかりました。

なので着物地で洋服を作る時は、よく見てその色柄を活かしたアレンジをしたいですよね?

 

樹木希林さんは靴は4足と決めていた

樹木希林さんは靴は4足しか持たないと決めていらしたそうです。

一足は革靴で吉祥寺の靴屋うさぎやさんのスリッポンみたいなかかとの低い靴でした。

後一足は雨の日の長靴だそうなので、あとの二つはなんでしょうね?

たぶん、スニーカーともう一つも革靴では?と思います。

靴が大好き!でもあり過ぎるのはどうかな?と思いませんか?

靴はファッションが決まっていれば7足くらいあれば十分では?と思います。

スニーカーもサボも入れても。

樹木希林さんは『アンチエイジングとかではなく、年齢を受け入れた上で着たい服を着るのが私は好きです』と。

それができるのは、自分をわかっていてこそ、ですね。

樹木希林さんのファッションは生き方と同じ!だから素敵なのです

自分を知っているって自分を最大限活かせる第一歩ですから。

結局おしゃれで大切なことは自分を知るコト、そしてその活かし方を経験してだんだんもっと深く自分を知っていくことだと思います。

わたしたちのおしゃれとは、モデルさんのような着こなしができるようになることではありません。

自分らしいオリジナルなおしゃれができることが素敵なのです。

なので年を重ねるほど自分らしい着こなしができているはずなんです。

 

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