60代からの服装は?自分らしくきちんと感もあって心地いい服
60代からの服装は今までの延長線というよりも変化は大きい時期になると思います。
仕事やめる、親のそばの田舎に引っ越す、などの変化があったりして全く違う環境になる場合も少なくないですから。
服はTPOを基本に選ぶものですから仕事、暮らし方、周りの環境の影響が大きいですよね?
10代から20代、30代、40代、50代と服は似合うものが変わりますが、なんといっても60代に入る時が一番変化しますね?
1年づつ年を重ねてきた今までと違い、50代で体形に少し変化が始まり、60代で見た目と環境に変化が起こるから。
そしてこの先はもう環境があまり変化しないのです。
流行による影響も小さいです。ビッグシルエットが流行してもスリムなちび服が流行してもそれに左右されません。
適度なゆるみのつかず離れずで機能的にちょうどなシルエットに落ち着くし、この先年老いても似合うものはあまり変わらないのです。
母を見ていて思ったのは、着心地良くて軽い服がいい!ということ、なのでこれから買う服は軽さにはこだわりたいと思います。
65才で買った服は75才になっても80才になっても似合います。
75才になったらもう少し地味な服が必要なのではありません。
自分らしい服は60才過ぎたらあまり変わらないのです。
80才も過ぎたらもっと可愛らしい服も似合うようになるだけです。
ちょっと楽しみですよね?
まあるいペタンとしたステンカラーの衿のブラウスやワンピースも似合う人もいます。
しかし、可愛い色で可愛い柄に可愛い形では子供しか似合いませんよ。
老いていくことで少し子供に返るように、シックな色や優しい薄い色のペタンコの可愛い衿が似合ったりします。
つまり内面に合っているのです。今まで周囲を仕切っていても子供に頼っていくように…
60代から購入した服は姿勢と体重が大きく変化しないかぎり似合います。
スカートが流行しても、その時期にズボンが機能的ならばズボンを履くでしょう。
今までと違うのは、いちばんは自分らしい服になる、いちばん自分らしい服でいい、のです。
枚数も多ければいいわけでもなく、ちょうどいいものが必要枚数あればいいですね?
今までの服も整理しつつ、足りないものを買い足すだけです。
あなたの行動範囲で必要な服があればいいのです。
容色が衰えて幾分、補ってくれるものが欲しいので、上質で無理しないで自分らしくいられる服や小物がいいですね。
このカテゴリーでは60代からの服に関して注意すべきことをデザイナーとして長く働いてきた経験からご紹介しています。