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おしゃれの基本

一生モノの定番服。レディースにあるの?

一生モノ定番服

 

服に一生モノってあるのでしょうか?

一生新鮮に感じられる定番服ってあるでしょうか?

一生着られるサイズ感ってあるでしょうか?

わたしは、長くファッションの仕事をしてきて、普通⇒ビッグ⇒普通⇒スリム⇒普通⇒ビッグ⇒と繰り返すサイズ感を経験してきました。

幼少期から高校卒業まではサイズ感は普通でした。

高校卒業後も十年あまりサイズ感は普通の時代でした。

しかし、20代の後半になってビッグシルエットで着る時代になったのです。

いつの時代もベーシックな定番服はありますが、シルエットやサイズ感は常に変化しています。

時代は一部は繰り返しても+何かを加えて変化し続けます。

時代はズバリ過去に戻ることはありません。

であれば、一生モノの定番服はないし、シルエットだけでなく色は際限なく新色が作れるので…流行は変化し続けます。

なのでおしゃに見える一生モノの服はないと思います。

ですが、美しさや万人受けするキレイさを基準に考えるなら、サイズ感は普通が美しいのです。

皇室の方はどの時代も流行の影響は受けてはいますが、スリム時代もビッグ時代も”いわゆる普通のサイズ感のファッション”です。

定番風は普遍的な美しさに一番近いですからね。

ただし、面白さにはかけます。

 

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一生もモノの代表のように言われるトレンチコート

スタイリストの原由美子さんはクラシックな服の魅力を提案されることがよくあります。

しかし、私にはまったく参考になりません。

原由美子さんは背が高く骨格診断ではナチュラル系タイプ、わたしは背が低いウェーブ体系。

原由美子さんが提案される服で似合ったのはカシミヤの定番カーデガンだけです。

一生モノの代表のように言われる、トレンチコートはナチュラル体系は似合いやすいけれども日本人にはあまり合わないと思います。

日本女性にはトレンチコートの素材もデザインもハード過ぎるんですね。

ただ、ナチュラル体系のカッコいいタイプでカジュアルテーストが得意な中背以上の方は似合う人はいます。
 

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自分を一番素敵に魅せるのは自分しかいない

自分に似合う服を見つけるのは、どこが欠点でどこがよいところなのか?をじっと見て、

着て経験し、自己評価と他者の評価から判断するのが正解。

わたしは小柄ですが小柄はロング丈やマキシ丈は似合わないと言われますが、

着物のように縦長にロング丈を着るのが背が高く見えて似合いました。

いちばん正しい判断ができるのは、自分。

なぜなら一番自分に興味があるのは自分だから、そして自分ならではの盲点を突いてくれるのは身内だと思います。ときには友人も。

わたしがパンツを履いて行ったら、職場の仲間が、

『○○さん、パンツ似合わへんわ、やっぱりスカートが似合う。』と言われた時、瞬間に感じたのは、うれしかったのです。

(わたしのこと理解してくれている…)と思い、人はほめられることがうれしいばかりでなく、わかってくれる、といのもうれしいのだと思いました。

 

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流行に左右されない服はあるの?レディースの場合

私の子ど時代は過疎でテレビもなく雑誌もなく感性は、母が着せてくれるものと、自然から学んだと思います。

学校は制服でなにも学べず、でした。

中学生で花柄のワンピースを家庭科で作り仮縫いしました。

その時は断ち切りの部分は見えるし、しつけ糸はあるしの状態で、自分で可愛い!と思いました。

その後、きちんと縫い代の始末や裾の始末などして完成したワンピースは、可愛くなかったのです。

なんでだろう?と思いました。

先生の評価は最高点の5に〇付で、これも意外でした。

ですが、しつけ糸や断ち切り布の見えるのが可愛いと感じたのはわたしの生まれ持った感性だったと後で思いました。

コムデギャルソンやヨージヤマモトのファッションから、そうだったのか?と思ったのです。

しつけ糸を見せたり断ち切りや、垂れ下がった糸の始末もしない服が流行った時、

これで学んだのは自分の感性を信じていいということです。

 

優れたデザイナーの発想は素晴らしい。古くならないと発見!

売れそうとかではなく、デザイナーのオリジナリティってすごい!と思います。

わたしの時代はデザイナーズブランドが全盛でしたからあらゆる服を着てきました。

川久保玲、金子功、山本耀司、三宅一生、高田賢三、島田順子、イタリアのフェレッティ、など。

アパレルブランドでは、シビラ、スチェッソ、をたくさん着ました。

チュニジアでつくられた、フランスのCotelacの服に魅かれていたこともあります。

もう20年以上も前の服なのに、黒のスリムTシャツに合わせコテラックのスカートを履いていたら、

『とってもあなたに似合う、素敵!体重はずっと同じなの?』と言われました。

コムデギャルソンもピンクハウスもいまだに大好きで捨てられない服があるのですがずっと古くならない服はある、と思います。

妥協せずに作られたデザイナー自身のオリジナリティのすぐれた作品は古くならないと思います。

古くならないと思える服の共通点は、ユニークだけどシンプルです。

やはり何の特徴もないただの定番は普通過ぎて魅力もありません。

個性もニュアンスもあって…だけどシンプルでおしゃれ服が一生モノだと思いました。

結局、一生モノと思える服は自分で見つけるものであって、定番ものが一生ものではない、と思いました。

 

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