毎年、流行色予測は出されますね。
世界中が新しいたくさんの”はじまり”を生み出します。
優しい穏やかな無垢なグレー、輝きをもったパステルのような黄色、そして生まれたばかりのようなピュアなゼロホワイト。
それに、ラベンダー、サックス、凜としたネイビーなどが気になります。
家具や雑貨は再び北欧テーストが注目されそう。
服の手作り、リメイク、つくろいやダーニングも楽しい!
流行は仕掛けられるものと自然発生するものがある
洋服の歴史が浅く庶民の知識も少ない時代は作る側が流行を仕掛けていました。
今は消費者も知識がありセンスも好みも多様化しているので求める気持ちや感性から生まれるものもあります。
ストリートファッションがそうですね。
流行色の決め方は?2年前から決まる理由
専門家が流行色を2年前から決め発表する理由は?
例えばアパレルの場合で言えば生地の素材から用意し糸や反物を染め、製品にするまでに時間がかかるからです。
- JAFCA(ジャフカ) -日本流行色協会
- PANTONE(パントン) - アメリカの会社で、世界中で使用されている色見本帳
例えば、色に関しては、これらの協会が発表する流行予測の色を参考にします。これだけではありませんが。
この色は、ファッションなどの特定の分野に向けたものではなく、その年を象徴するさまざまなキーワードを包含したテーマカラーです。
それぞれのアパレル関係者は、これを参考にしつつ独自のカラー予測を立てます。
アーバンカジュアル系キャリア向けのブランド、パーティドレスをつくるブランド、ボトムを作るブランドなど対象にするユーザー層やアイテムによって使う色は違いますから。
製品はすべて流行色で企画構成するわけではありません。
ですが時代の空気の影響は感じるのでそれも含めて考えるのです。
定番色、今までの過去に使っている色、などに新しい色も加えて構成します。
※わたしが着たい色は、2019年の色として上がっていた色の中では冷たいボトルグリーン系と古代紫風の色でした。
今は2021年ですが、下のグリーンも古代紫風の色も今も着られます。
流行色さっと上がってさっと消えるわけではないのです。
色によって違いますが少しづつ表れてだんだん多くなる場合もありっます。
流行色は企画側の人だけでなく消費者も感じる感性がある
流行を作る側も消費者も時代の空気は感じるので流行色の影響は受けるのです。
デザイナーが勝手に作って消費者は流行だからと買うわけではありません。
”流行とは流行遅れになるもの”いわれます。しかし、流行はその時代にマッチしているのです。
だから魅力もあるわけです。
流行色や流行を一切無視しても、流行ばかり追っかけてもおしゃれには見えませんし美しくもありません。
作る側は早めに予想しなくてはならないけれど、消費者は着る時になって選ぶので予想ではなく今の気分に合うものを選ぶだけです。
あなたが新鮮に感じ、似合うか確かめ、OKな時だけ買えば失敗しませんよね?
流行色やスタイルはアイテムによって使い分けるのが失敗しない
長く着るスーツは飽きない色がいいし、カットソーなら好きな色に挑戦すべし!
テレビや雑誌は新しい流行色を積極的に取りあげる
わたしは今は仕事をしていないので流行は意識せず自分の感性だけを信じます。
これから流行りそうな予想もしません。
作る側ではないのでハズレて売れなかったら?とか予想しなくていいからです。今新鮮に感じるからこの色を着たい!それだけです。
テレビを見て思うのは、黄色やクリームが目につきます。
今日も80歳過ぎている女優さんが、全身黄色です。ワンピースで長袖でロング丈なのでとても大きな分量の黄色です。濃いめの黄色を全身で覆うのは美しくないです。オブジェに見えるくらいです。
また、演歌歌手50代~60代?、クリームよりは濃く、ライトな黄色くらいの一色Xオフの着物です。
黄色とオフ白だけの着物ってきれいに見えますか?流行色を取り入れて失敗したケースだと思います。なぜ?本人もスタイリストさんもマネージャーさんもなんとも思わないのだろう?女優さんなので過激でもいいけれど、これは失敗している…と思いました。
感性に正解はないといっても、プロも失敗している時もありますね。
流行色は自分に似合う好きな色だけ取り入れる
青味の入ったグリーン系も目に付きます。朝の番組のキャスターさんが着ていて新鮮に感じました。
時代にマッチしている新色!と感じるのです。
ユーザーである私の感じる時代と、時代の色を予想して前から生地を用意し染め、服に仕上げたデザイナーの感覚と一致したのです。
作る側が予想して用意してもハズレていると売れません。
デザイナーは時代が来る前に予想してつくるので外れることもあります。
わたし(デザイナー自身)が来年着たい!なら失敗はしないでしょう?自分が手がけるブランドのお客様を想像して決めるのでズレも起こるのです。
流行色を着る場合に失敗しない方法は、流行しているから着るのではなく、自分に似合うし今新鮮に感じるから着たいと思う場合は失敗しません。
カットソー、ニットが流行色を試しやすい
布帛の生地は生産ロットが大きいので流行色はかんたんに使えません。
しかし、カットソーやニット(毛糸)は小ロットで染められるので比較的簡単に新色にトライできるのです。
だから色数も多く企画しやすいので、消費者から見ても探しやすいと思います。
消費者もカットソーは特に価格も低めですから流行の色で着てみたい色は試しやすいでしょう。
スーツなんかだとすぐ飽きたりしても困りますが、インに着る単品なら困らないですからね。
経済的にも着こなし的にも。
流行色もスーツやワンピースは控えめに取り入れる方がいい
流行色といっても、落ちついたグリーン系なら流行が終わったとしても着やすいです。
カーキ系でも、黄身を帯びている色も日本人は似合いますが、今は青みの多いカーキ系の方が時代に合っている感じがします。
なのでわたしは、秋口にカットソーで見つけたら買ってもいい、と思います。
コーラルピンクもデザインも色もよかったら買うかもしれません。または、スカーフでもいいです。顔を明るく見せて華やかになりますから。
市場にでている服の色は、定番色と流行の新色で成り立っています。
そして定番色も微妙に色味は変化して時代に合わせています。
毎年同じに見えて微妙に調整しているんですね。で、別々に見るとわからないのですが並べるとかなり違うのです。
そうしないと時代遅れの色になってしまったりするからです。全く同じでもならない場合もあります。
作る人も着る人も時代の中で生きていますから無意識に影響を受けるからです、みんな意外と敏感で繊細なのですね?
今流行ってる色はテレビ、雑誌、デパートにあふれている!
今はどんな色が流行っているのか?ってすぐわかります。
一番わかりやすいのはテレビですね。
動かなくても目に飛び込んできますから。
ゲストの女優さんやタレントさんが着ているからです。
しかも美しい人が多いので、いいな!新鮮!とすぐにわかるのです。
衣装提供はメーカーさんやショップとしていますから、スタイリストさんは宣伝も兼ねて選んでいます。
存在を際立たせるためには今までと違う新しい色が効果高いですから先取りしていますから。
見る側も時代の空気は感じながら生きているので自分では選べなくても、
選ばれた色にはすぐに反応します、そのくらいはみんな敏感だしセンスもあるんですね。
ここしばらく、私の中では、ネイビーでもなく黒でもなくブラウンでもなく、チャコールグレーが反応します。
おしゃれにチャコールグレーを着こなしたいです。
グレー系はどんな色とも配色がきれいなのでそれぞれのお好きな色と合わせれば自分スタイルができることもメリットです。
しかもチャコールグレーは若い人、大人女性、シニア世代すべての人に似合います。
あなたもチャコールグレーに、あなたのお好きな流行色をコーディネートしてみませんか?